雨の日に
こんにちは。ブログを始めました。何百万、何千万人のブログワールドの仲間に入り
させていただきます。
毎日とりとめのないことを書き込んでいきますが、よかったら読んでみてください。
少し本を読むことが好きなのと日々通勤列車で通う仕事場との行き来の中で思いついたこと、またありきたりですが旅とグルメに関心ありですので、そちらの記事も書いていきたいと思ってます。
それにしても最近雨が多くてすっきりしませんね。9月にこんなに雨の日が続くのは珍しい年ではないでしょうか。なんでも中国大陸の高気圧が張り出してこないとかで。
大勢の人たちが雨は鬱陶しいので嫌っているでしょう。小説家の山本周五郎は雨を題名にした傑作、「雨あがる」「雨の山吹」を残しています。正確に記憶しておりませんが
山本周五郎は雨についてこんな風ににコラムに書いています。
~朝起きて雨が窓に当たる音が聞こえてくるとうれしくなる。時々風がさぁーと吹いて
雨しずくが屋根に落ちてくるばらばらと。しっとりした空気に落ち着きを感じる。
こんな日は外出もせず、雨の降る音を楽しみに書き、読み物をすると最高の
一日になる。~(実際の内容はもっといい内容です。)
山本周五郎は自分の作品の受賞が決まった文学賞をことごとく断りちょっと変わり者のであったようだが、彼の言葉、文は今でも色褪せることなく生き続けています。
彼の研ぎ澄まされた感性は雨の日を最高と感じていました。そして作品では雨の場面を心情表現の背景に絶妙に使っております。
同じ感性はもっておりませんが、雨を楽しめるくらいの心の広さを持ちたいものです。